可変透湿気密シート

地球温暖化対策として、CO2などの温室効果ガスの排出量を2030年には2013年度比26%、2050年には同80%の削減目標が制定され、この一環として住宅の高気密高断熱化が政府主導で推進されています。同時に高気密高断熱化による弊害として、内部結露が挙げられます。これまでは、室内の湿気が壁体内に移動しないように、室内側に防湿気密シートを張り、湿気が入り込まないようにしてきましたが、近年温暖化による猛暑日が増えた日本の夏では、入り込んだ湿気が防湿気密シートで遮断され、冷房による室内外の温湿度の差により住宅壁体内が結露する問題が発生しています。そのため、気密は必要ですが、住宅壁体内が高湿度にならない性能を持つ気密シートが要求されるようになり、調湿すかっとシート プレミアムが開発されました。

特長

・高湿度環境下で透湿抵抗を下げ、湿気を透過させる事で壁体内での結露を抑制

・低湿度環境下で透湿抵抗を上げ、壁体内へ湿気を透過させない事で壁体内での結露を抑制

・つづり針保持強度、アルカリ耐久性、発火性、透湿抵抗値(温度 23℃/ 相対湿度 20%)において、JIS A 6930を満たしています。

※加熱耐久性試験は測定中です ・調湿すかっとシートプレミアム つづり針保持強度、アルカリ耐久性、発火性でJIS A 6930を満たしています。

※透湿抵抗値(温度 23℃/ 相対湿度 50%)、加熱耐久性は新品と比較して大きな低下はありません。

用途

高気密高断熱住宅での可変透湿気密シート